アパートの防水工事を怠るとどうなる?雨漏り・劣化・資産価値への影響とは
こんにちは!アパマンメンテの大浦です。
「最近、屋上やバルコニーの防水が少し劣化している気がするけれど、今すぐ修繕が必要なのか分からない」と感じているオーナー様も多いのではないでしょうか。
実は、防水工事を後回しにしてしまうと、雨漏りや構造体の劣化が進み、修繕費用が何倍にも膨らんでしまうリスクがあります。
この記事では、アパート・マンションの防水工事の重要性、劣化のサイン、そして放置によるリスクについて詳しく解説します。
茨城県で賃貸物件を所有されているオーナー様に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

防水工事を怠るとどうなるのか?
防水層の劣化を放置すると、雨水が屋上やバルコニーの下地に浸透し、コンクリート内部の鉄筋を腐食させる原因になります。
この状態が続くと、以下のような問題が発生します。
- 室内への雨漏り
- 天井・壁のクロス剥がれやカビ発生
- コンクリートの中性化による強度低下
- 長期的に見て建物全体の資産価値が下がる
特に鉄筋コンクリート造(RC造)の建物では、一度鉄筋が腐食してしまうと補修工事が大掛かりになり、数十万円から数百万円単位の費用が発生することも珍しくありません。

劣化のサインを見逃さない!
防水工事のタイミングを逃さないためには、早期発見がカギです。
以下のような症状が見られたら、すでに防水層が劣化している可能性があります。
- 防水シートの膨れ・ひび割れ
- ドレン(排水口)周辺の汚れ・詰まり
- 雨のあとに水たまりがなかなか引かない
- コケやカビの繁殖
- 天井や壁にシミが出始めた
特に、バルコニーの排水口(ドレン)まわりは要注意です。
ここに汚れがたまると雨水が滞留し、防水層に負担がかかって劣化を早めます。
防水工事の種類と選び方
アパートやマンションの防水工事にはいくつかの種類があります。建物の構造や予算、施工環境によって最適な工法が異なります。
① ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を塗り重ねる方法で、複雑な形状の屋上やバルコニーにも対応できます。
耐用年数は10〜12年程度。コストパフォーマンスが高く、最も一般的です。
② シート防水
ゴムや塩ビ製のシートを貼り付ける方法。耐久性が高く、メンテナンスもしやすいのが特徴です。
ただし、下地が複雑な場合は施工が難しいこともあります。
③ FRP防水
主にバルコニーや屋上の小面積部分に使用される工法。
硬化後は非常に強固で、耐摩耗性にも優れています。耐用年数は10〜15年。
防水工事を行うベストタイミングとは?
防水工事は一般的に 10年〜12年ごとに行うのが目安です。
ただし、茨城県のように雨量が多く、夏は高温・冬は冷え込みが厳しい地域では、劣化スピードが早まる傾向があります。
また、過去に雨漏りが起きたことがある物件や、屋上緑化・太陽光パネルを設置している場合は、5〜8年程度で点検を行うのがおすすめです。
防水工事を後回しにした場合の費用差
例えば、軽微なひび割れや膨れを補修する段階であれば、数万円〜十数万円で済むケースもあります。
しかし、雨漏りが発生して下地が腐食した状態になると、100万円以上の修繕費が必要になることもあります。
実際に当社で対応した物件では、雨漏りを3年放置した結果、
屋上全体の防水層剥がし・下地補修・再施工まで行うことになり、
当初の見積もりの約3倍の費用が発生しました。
防水工事のタイミングを逃さないコツ
- 年1回の定期点検を実施する
建物の外観だけでなく、屋上・バルコニー・排水まわりを重点的にチェック。 - 専門業者に赤外線カメラで調査してもらう
目視では見つけにくい雨水浸入箇所も特定できます。 - 修繕履歴を記録しておく
前回の工事時期・施工方法・使用材料を把握しておくと、次の修繕計画が立てやすくなります。
まとめ
防水工事は「見えない部分の修繕」だからこそ、後回しにされがちです。
しかし、防水を怠ると雨漏り・構造劣化・資産価値の低下と、建物全体に悪影響が及びます。
茨城県でアパートやマンションを所有するオーナー様は、10年を目安に防水点検・修繕計画を立てることが大切です。
茨城県でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
アパマンメンテでは、茨城県内の気候や建物構造に合わせた最適な防水プランをご提案しています。
アパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事はアパマンメンテにお任せください!!

