エポキシ樹脂注入ピンニング工法で浮いたタイルを完全修復!
こんにちは!アパマンメンテの中村です。
茨城県でアパートやマンションを所有されているオーナー様の中には、外壁タイルの浮きやひび割れにお困りの方も多いのではないでしょうか。
タイルの浮きを放置すると、落下事故や漏水の原因となり、建物全体の安全性にも影響を及ぼします。
この記事では、**タイル浮きの補修に効果的な「エポキシ樹脂注入ピンニング工法」**について、基本的な仕組みからメリット・デメリット、実際の施工時の注意点まで詳しく解説します。
茨城県で大規模修繕を検討されているオーナー様にとって、安心して外壁補修を任せられる知識を身につけていただける内容です。
エポキシ樹脂注入ピンニング工法とは?
エポキシ樹脂注入ピンニング工法は、外壁タイルの浮き補修に用いられる代表的な工法です。
建物の外壁タイルが下地のモルタルやコンクリートから剥がれかけている箇所に、エポキシ樹脂を注入し、金属ピンで固定して密着させる補修方法です。
この工法は、外観を損なわずにタイルの安全性を確保できるため、マンションの大規模修繕では非常に一般的です。

エポキシ樹脂注入の基本概念と特長
エポキシ樹脂は、耐久性・接着力に優れた材料で、タイルと下地の間に強固な接着層を形成します。
樹脂を加圧注入することで、微細な隙間まで樹脂が行き渡り、再剥離を防ぐことが可能です。
特長としては以下の通りです。
- 強力な接着性能で長期耐久が期待できる
- タイルを張り替えるよりコストが抑えられる
- 外観を変えずに補修が可能
- 局部補修に向いており、工期が短い
施工時には、まず浮き部分を調査し、ドリルで小さな穴を開けて樹脂を注入します。
その後、ステンレスピンを打ち込み、樹脂の硬化後に穴を補修して完了です。
ピンニング工法のメリットとデメリット
メリット
- コストを抑えられる
全面貼り替えに比べ、部分補修で済むため、約30〜50%のコスト削減が可能です。 - 外観を損ねない
既存のタイルをそのまま活かすため、デザイン性を保ったまま補修ができます。 - 工期が短い
1㎡あたり数カ所の注入で完了するため、短期間で作業が可能です。
デメリット
- 下地が重度に劣化している場合は不向き
タイルの下地が崩壊している場合、樹脂を注入しても接着力が十分発揮されないことがあります。 - 内部の空洞が広い場合は施工が難しい
空洞が大きすぎると、樹脂の充填が不十分になり、再剥離のリスクがあります。 - 樹脂の温度管理が必要
冬季は硬化が遅くなるため、施工環境の温度管理が求められます。
タイル浮き補修における重要性
外壁タイルの浮きを放置すると、タイルが剥がれ落ちて人身事故や物損事故につながる危険があります。
実際、茨城県内でも強風や寒暖差によってタイルが脱落する事故が報告されています。
早期発見・早期補修を行うことで、建物の安全性だけでなく、長期的な維持管理コストの削減にもつながります。
エポキシ樹脂注入ピンニング工法は、外壁の寿命を延ばす最も効果的な補修手段の一つです。
タイル浮きの原因を知る
経年劣化による浮きのメカニズム
外壁タイルは、施工から10〜15年ほど経過すると、接着モルタルが徐々に劣化して密着力が低下します。
特に南面や西面など日射の強い部分では、温度変化による膨張収縮が繰り返され、浮きや剥離が起こりやすくなります。
さらに、地震などの振動も微細な剥離を進行させる要因のひとつです。
水分侵入によるモルタルや樹脂の劣化
雨水や結露が下地に侵入すると、モルタルの含水率が上昇し、凍結膨張による内部破壊を引き起こします。
これが繰り返されると、タイルの裏面に空洞が生まれ、剥離のリスクが高まります。
茨城県のように冬場の冷え込みが厳しい地域では、この現象が特に顕著です。
防水層の劣化やシーリングの切れ目も、浮きを助長する要因になります。
適切な点検方法と症状の見極め
タイル浮きの点検では、打診棒を用いた音響調査が一般的です。
浮いた部分を叩くと「軽い音」がし、健全部と比較して違いが分かります。
また、ドローンや赤外線カメラによる非破壊検査も近年増えています。
これにより高所でも安全かつ効率的に浮きを特定することができます。
定期的に点検を行い、早期段階での小規模補修を繰り返すことが大規模修繕費の削減につながります。
エポキシ樹脂注入工法の安全性
エポキシ樹脂は、建築基準法でも認められた安全な建材です。
施工時に発生する臭気も少なく、硬化後は有害物質を発生しないため環境にも優しいのが特徴です。
また、ピンニング固定を併用することで、剥離再発率を大幅に下げることができます。
実際、茨城県内の施工実績では、10年以上再剥離が発生していない事例も多くあります。
オーナー様が安心して建物を維持管理できるよう、定期的な点検と樹脂補修の組み合わせが理想的です。
まとめ
エポキシ樹脂注入ピンニング工法は、外壁タイルの浮きを効果的に補修し、建物の美観と安全性を長期間維持する最適な方法です。
定期的な点検と早めの対応が、将来の大規模修繕費を抑える鍵になります。
茨城県でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
アパマンメンテでは、茨城県でお客様にピッタリのプランを提案しています。
アパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事はアパマンメンテにお任せください!!


